「株は合併するとどうなる?」をわかりやすくザックリ解説!
こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
さて今回のブログもお客様からいただいた質問を元にして書かせていただいております。ご質問いただいた内容はこんな感じです。
「今話題になっている日産とホンダの株を持っているのですが、これ統合となったらどうなっちゃうのですか?」
今をときめく話題ですね。日産とホンダの経営統合のお話。この日産とホンダという件について何かと述べることはないのですが、上記のご質問のようにこういったケースで投資している株はいったいどうなるのかをざっくり解説しておきます。
「合併」とは?
合併と一言に言ってもパターンは2つあります。
①吸収合併
②新設合併
上記の画像を見て頂くと分かりやすいかと思いますが、①はつまり2社のうち1社へ取り込まれる形で合併するイメージ。②は2社それぞれを組み合わせて新しい会社を興すイメージです。
ちなみに今回の日産・ホンダ案件は②に近い形をとる予定とのことですが、根本的に“統合”と”合併”はイコールではなく、統合というのは2社を残したまま新設会社を設立してその参加に子会社として2社を持つという形式です。
日産株とホンダ株はどうなる?
新設会社が設立されて日産とホンダが子会社となったとして、日産株とホンダ株をもっていらっしゃる皆さまはどうなるのか?
まず結論で言うと「紙切れ同然の価値になってしまう」ということはありませんのでご安心を。
ただ日産とホンダがもし当初の予定通り経営統合をしたとすると、実は子会社化する日産とホンダは上場廃止をするとの話が挙がっています。これはつまり上場廃止してしまった会社の株を持っていることはできないので、この場合日産やホンダ株を新設会社の株へ両替をする感覚で変換してもらうことになります。
この“両替してもらう感覚で変換してもらう”という考え方は合併の形でも同じことが起きます。吸収合併となった際には吸収される側の株が吸収する側の株に両替されるイメージです。
そしてその両替割合みたいなものを「合併比率」と読びます。これに基づいて元々持っている株が両替されて新設企業の株となります。つまり「持っている会社の株が変わる」「持っている株の数も変わる」ということが起きます。
まとめ
ということでめちゃくちゃざっくりな仕組み説明でしたが、少なからずお分かりになっていただけたでしょうか?
「なんとなくどうなっちゃうんだろう」と思っていたレベルが「なんとなくこうなるんだね」というぐらいの理解ができていると幸いです。
最終的な日産とホンダの行く末に関しては分からないですが、資産運用をしていく中での個別株に着手した方にはついて回るお悩みだと思います。そういう意味では投資信託でのインデックス投資はやはりほったらかしを地で行ける有難いやり方だと思わされます。
・
・
・
といった様に投資による資産運用を始め、投資に限らず資産形成全体を促していくことを目指す身ですので、ぜひご興味ある方・初心者過ぎて何も分からないという方・NISA始めているけどよく分かっていないという方、下記リンク先からセミナー情報などご確認くださいm(__)m
ではでは郡山でした。