「コロナ飲み薬を75%以上破棄」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
私事ですが、子どもがいると「〇〇ウイルス」なり「△△病」なり小児科にお世話になりっぱなしで毎週病院へ行っているのではないかと。かく言う大人たちも数年前には「コロナウイルス」によって未曾有のパンデミック!という事態を経験していたわけですが、今やインフルエンザと同じ扱いへと落ち着きましたね。ただ当時この危機的状況のために用意された薬やワクチンがどうなっているかご存じでしょうか?
ということで世間を騒がせたコロナ話の今についてザックリ解説です。
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① 新型コロナ経口薬の大量廃棄
- 厚労省は、約250万人分の新型コロナ飲み薬を期限切れにより廃棄(2025年2月末までに)。
- 廃棄された薬は主に米ファイザーの「パキロビッド」と米メルクの「ラゲブリオ」。
- 薬価ベースで約350億円相当にのぼる。
- 国が購入した飲み薬は総計約560万人分(ゾコーバ200万、パキロビッド200万、ラゲブリオ160万)。
- 約430万人分が未使用のまま期限切れとなった。
② 背景と政策的な経緯
- 感染拡大期には薬を医療機関や薬局に無償提供。
- 2023年3月末に一般流通へ、5月からは感染症法上の「5類」移行により無償提供も終了。
- 備蓄薬の使用率は低迷:ゾコーバ89%未使用、パキロビッド88%、ラゲブリオ49%。
- 厚労省は「当時は治療薬争奪戦で必要な分を確保した」と説明。
- 海外寄付も検討されたが、感染収束で実現せず。
③ 今後への課題と専門家の見解
- ワクチンでも大規模な廃棄問題(約2.4億回分・推定約6653億円相当)あり。
- 専門家(東京大学・五十嵐中特任准教授)は、
- 危機下では正確な需要予測は困難。
- 廃棄回避には、国内製造・供給体制の強化支援が必要と提言。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?改めて流れをおさらいしておくと以下の通りです。
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・コロナ薬の約250万人分(約350億円分)を破棄
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・国が購入した約530万人分中/約430万人分が未使用のまま期限切れ
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・ワクチンも約2.4億回分(約6,653億円分)を破棄
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「危機下では正確な予測ができない」とは言え…。一桁間違えるレベルでの需要の読み違いとすら思える破棄量に驚きを隠せません。そしてこの薬およびワクチンの購入には多くは赤字国債を発行しての対応、一部は税収も回っているかと思います。国債をどう捉えるかは考えが色々ありますがシンプルに借金だと認識するならば(少なくとも一部政治家の方々の声の通り国債=借金と言うならば)、借金をしてまで買った薬のほとんどを捨てることになったなんて悲しすぎます。
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ではでは郡山でした。
