「止まぬ円安・主要通貨に対して円が一人負け」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
さてNISA・iDeCoで投資をしている方ならばほとんどの方が投資信託を選んでおり、そしてその中でも海外株式に連動している投資信託を選んでいる方がほとんどではないかと思います(オールカントリーやS&P500などですね)。投資なので良い時もあれば悪い時もある、それは皆さま織り込み済みのことだと思いますが、それらの良し悪しというのはいわゆる株価など投資対象の評価の良し悪しだけが決め手だと思われていませんか?良し悪しに関わる重要なキーとして忘れてはいけないのが『為替の変動』です。
そして今日本の「円」がどうのような状況にいるのかをザックリ解説です。
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① 円安の進行と為替動向
- 円が対ドルで週間で2%下落し、対ユーロでも約1年ぶりの安値を記録。
- 他の主要通貨(ユーロ、ポンド、カナダドルなど)に対しても円が一人負けの様相。
- 為替市場では日米金利差が引き続き円売り圧力となっており、円安トレンドが強まっている。
② 経済・通商政策への不安
- 日本とアメリカの関税交渉が難航しており、企業業績や景気回復への懸念が拡大。
- 貿易交渉の不調が投資家心理に悪影響を与え、リスク回避的な円売りが加速している。
- 政府・日銀の対応に注目が集まっているが、為替介入や金融政策の修正は見通せない状況。
③ 市場・投資家の反応と見通し
- 円安による輸入コストの上昇がインフレ圧力となる可能性あり。
- 株式市場では外需関連株に買いが入りやすい一方、内需・輸入依存企業には逆風。
- 今後の為替相場は、米国の経済指標、FRBの金融政策、国内景気・物価動向など多くの要因に左右される見込み。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?改めて流れをおさらいしておくと以下の通りです。
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・主要国通貨との対円為替では円の一人負け状態
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・日米関税交渉の難航と日銀の利上げ見込み薄が要因
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・円安はインフレを後押ししさらに生活を苦しめる
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円安が全て悪というわけではなく、むしろ輸出産業においては追い風であり、さらに先述したNISAなどで外国株あたりに投資をしている方にも結果円での資産額の追い風となってくれるものです。ただ行き過ぎた円安傾向は歪を生みます。少なくとも資源国家とは言えない日本は海外からの輸入に頼る部分は多岐に渡ってありますが、円安時の輸入品は実際の販売価格を一気に釣り上げます。賃金はもちろんのこと税金・社会保険料と手持ちのお金で苦しんでいる最中に、さらに物価高の追い風が吹くのは大変です。
円安円高ともに一長一短ありますが、何より“円が価値が低いとみなされている”という事態そのものに危機感を持つべきだと個人的には思う訳でした。
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ではでは郡山でした。
