「トヨタ燃料電池車(FCV)の水素供給戦略@欧州」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
日本が世界に誇る企業はいくつもありますが、愛知県にいる身としてはやはり『トヨタ』の存在はひと際大きなものです。高校授業で就職に関するお話などを聞いていると、やはりトヨタのおひざ元の就職率しかりその内容はトヨタおよび関連会社で潤っています。
今回はそんなトヨタの欧州で繰り広げる一つの展望をザックリ解説です。
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① トヨタの欧州での水素供給網構築の背景と戦略
- トヨタ自動車は欧州で水素供給インフラの整備に本格着手。
- 欧州では電気自動車(EV)の普及が進む一方、水素を使った燃料電池車(FCEV)の需要も一部で見込まれており、トヨタはFCEVの可能性を重視。
- EVとFCEVを**「すみ分け」**する戦略で、商用車や長距離輸送分野ではFCEVの優位性を訴求。
- 欧州各国で水素インフラの整備が遅れている状況を逆にチャンスと見て、主導権を狙う。
② トヨタと欧州企業の提携・プロジェクト
- トヨタは水素供給網の整備にあたって、仏エア・リキード、独リンデなどと連携。
- 燃料電池モジュールの提供だけでなく、水素ステーションや関連インフラ整備にも関与。
- 商用車メーカーや地元自治体と協力して、水素バスやトラックの実証実験を展開。
- スペイン・ポルトガル・英国・フランスなどで個別プロジェクトが進行中。
③ トヨタの長期的展望と欧州における競争環境
- トヨタはEV一辺倒の流れに対して「多様な選択肢が必要」との立場を維持。
- 欧州では電動化政策が強化される一方、水素社会の実現に向けた政策支援も増加傾向。
- 水素分野では、中国の技術進展や韓国勢の台頭もあり、国際競争が激化。
- トヨタは自社技術とインフラ主導を武器に、欧州での地位確立を目指す。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?改めて流れをおさらいしておくと以下の通りです。
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・トヨタが欧州にて水素供給インフラ整備に着手
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・すでに欧州企業との連携、各国とのプロジェクト進行中
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・EV普及が進む中、EVとのすみ分け・伸びしろ等から燃料電池車の主導権を狙う
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世の中に台頭する前、市場がレッドオーシャン化する前にそのビジネスの根幹をなす部分を抑えにかかるというのはとても力強い一手です。とくにインフラ設備は一度ドミナントしていけば、そう簡単にひっくり返せるものではありません。市場規模が決してEVに達しなかったとしても、その占領領域で独り勝ちを狙いにいけます。もちろん他社競合も増えてくるでしょうからたやすい話ではないですが、今後この領域でのトヨタの動きは要チェックです!
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ではでは郡山でした。
