「老後2000万円では不足?膨らむ介護保険外サービス」をザックリ解説!

2025年10月7日

出典:日本経済新聞

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。

二児の父となってからそれほど大きな遠出ということはできておらず、ここ名古屋から車で3時間圏内がマックスの距離で活動しているわけですが、そうなるほどに以前行った北海道旅行・ヨーロッパ旅行・バリ島旅行などの記憶が沸々とうごめいて思い出されることがあります。(まぁ今でも行けなくはないのですが、楽を取ってるだけですね笑)

こうもどっぷり現実と向き合う時間が増えると非日常が味わえる旅行は魅力的になるものですね。そんな旅行に思いふけているところに見かけたニュースで『JTBがとあるサービスをリリースした』とのことで、その名も【こことり】。どういったことなのかザックリ解説です。





① 保険外サービス需要の拡大

  • 高齢者の一人暮らしや「ビジネスケアラー」(働きながら家族を介護する人)の増加で、介護保険の対象外となる外出支援・家事代行などの需要が急増。
  • 経済産業省の予測では、保険外介護産業の市場規模は2050年に16.9兆円と2020年比で約2.6倍に拡大。
  • 事例として、有料老人ホーム入居者が買い物同行サービスを利用して健康を回復したケースや、ビジネスケアラーが父親宅の掃除を民間サービスに委託し月10万程度になる等。

② 老後資金と費用負担の現実

  • 「老後2000万円問題」に象徴される資金不足は依然として課題。
  • 最新の調査では、夫婦無職世帯で30年間に1240万円の不足が見込まれる。
  • 保険外サービスの利用は月数万円〜10万円単位となり、30年間で1400万円を超える可能性もある。
  • 今後は年金給付水準が30年後に3割低下する見通しもあり、家計への負担はさらに重くなる。

③ 制度・産業構造への課題と展望

  • 公的介護保険では対応できない日常ニーズ(電球交換、家電設置など)が多く、保険外サービスの役割が重要化。
  • 介護業界は低賃金・人手不足が深刻で、保険外サービスによる収益化が体制維持につながる可能性。
  • 普及には「産福共創」(産業界と自治体・福祉関係者の連携)が不可欠。
  • 愛知県豊明市の事例では、自動車メーカーが地域課題に対応した送迎サービスを開発するなど、企業と地域の協働が成果を出している。




ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?

自分もこの仕事をしている身としては、老後資金・2000万問題などは意識する範疇にあります。確かに上記ザックリ解説の通り明らかに介護保険サービス外のサービスは需要が増えていき、それに伴い事業も増えていくでしょう。「何かを利用すればお金がかかる」のは資本主義というか世の常とも言えます。ただ同時にこうした背景も相まって「働き続けるライフスタイル」が一般化することもあるでしょう。それはお金のためだけではなく人生の在り方としても。
2000万問題は試算の仕方などによっては3000万4000万という方もいますし、かたや上記解説②の中にもあるように、現在の資産だと1200万円程度とも言えたりします。つまり正確な答えはないのです。ただそれを悪い意味で楽観視はせず“備えあれば憂いなし”のレベルで出来るレベルで備えることはするべきですし、逆に備えられなければ死に至るのかと言えばそうとは言いません。自分たちのできることをまずは最低限見直し、するべきことに最適化すること。これがまず最もするべきことだと思います。

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ではでは郡山でした。

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Posted by 郡山 悠也