「縮小するコンビニ雑誌棚、出版流通に迫る危機」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
さて突然ですが皆さん普段雑誌は眼にされますか?個人的にはほぼノーといったところです。ゼロではないですが頻度は低いです。実際そういった方が多いのは実情だと思いますし、もちろんその流れを作り出している要因にはスマホで得られるコンテンツと言えるでしょう。
そしてここにきて雑誌・出版流通業界における厳しい潮目が訪れているというニュースをザックリ解説です。
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① コンビニ雑誌棚の縮小と背景
- セブンイレブンを含む大手コンビニが、雑誌棚の縮小を進めている。特に売れ行きの悪い雑誌を減らし、店舗の収益性向上を目指す動き。
- コンビニは現在、全国に約5.6万店と、書店の約5倍の数があるため、雑誌の販売減少は出版流通全体に影響を及ぼす懸念がある。
- 出版社側は「無書店地域」拡大の中で、コンビニが重要な販売拠点と位置づけており、撤退の動きに危機感。
② 出版取次の再編と物流体制の変化
- 2023年に日販がコンビニ向けの配送から撤退。トーハンがその配送を引き継いだが、全ての店舗に対応できず、約1万店は雑誌販売を終了。
- 物流の限界により、全店舗への供給が難しく、今後は「売れる商品」に絞った流通が必要。
- トーハンは、人気キャラクターやコラボ企画などで売り場の魅力を高め、販売の巻き返しを狙う。
③ 出版業界への影響と今後の課題
- 紙の雑誌市場は1997年をピークに縮小し、2024年の販売額はこの10年で半減(4119億円)。
- コンビニ雑誌棚の縮小は、取次(物流)の効率や書店経営にも深刻な影響を与える。特に取次は、コンビニと書店を一緒に配送してコストを抑えているため、雑誌が減ると運賃が高騰する。
- 雑誌は流通全体を支える重要な要素であり、縮小が続けば出版物全体の供給減、読者との接点減少につながる。
- スマホの普及などにより読者の接触機会が変化する中で、売り方や商品の企画内容を抜本的に見直す必要がある。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?
どんな業界も商売も、永久にそのままの形が続くことはないのは当たり前のことですが、業界は違えど商売をする身としては、こうして潮目が変わるなかでどう舵を取れるのかが、結局生き残れる企業や商売かが試されることになるわけですよね。規模があることだけはすべてではないと思いますし、今回潮目が変わったようにまた行く先で逆流の如く潮目が変わることもあり得ると思うのです。つまり生き残ることとが最も重要課題だと言えますね。
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ではでは郡山でした。
