「株高は非AIにも時価総額1兆円銘柄最多!」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
さて昨今の株高傾向を牽引するのは間違いなくAI関連銘柄なわけですが、波及効果で単にAI関連だけとは言わない状況になってきている模様です。この背景には高市総裁誕生の流れもあるようで、市場が敏感に動くことを感じ取れるニュースをザックリ解説です。
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①時価総額1兆円超企業の増加と株高の背景
- 2025年10月9日、日経平均株価が初の48,000円台に到達。
- 時価総額1兆円超の企業数は194社と過去最多に近づく(前年比8%増)。
- バブル期(1989年)の約130社を大きく上回る水準。
- トヨタやソニーなどの大企業に加え、AI関連企業の株価が急上昇。
- 例:キオクシアHDは9月以降に株価が2.4倍、時価総額3.3兆円超。
②非AI・サービス業・建設業などへの株高の波及
- 建設業が注目:人手不足の中でも高収益案件に絞ることで収益力向上。
- 清水建設:7年ぶりに時価総額1兆円超。利益率も改善。
- きんでん:データセンター施工需要で業績拡大。
- 政策との連動も:
- 自民党の高市新総裁が掲げる「令和の国土強靱化」が建設関連株に追い風。
- 防衛関連の川崎重工業も時価総額が前年比7割増。
- エンタメ業界も評価:
- スクウェア・エニックス:IP活用(ドラクエ等)でグッズ展開を拡大。
③金融業界・無形資産の評価・海外投資家の目線
- 金融業界でも株価上昇:
- しずおかフィナンシャルGが地銀3番目の時価総額1兆円企業に。
- 背景に金利上昇、ROE改善、政策保有株の売却など。
- 無形資産(IPなど)の活用が投資家に評価される傾向。
- 海外投資家の基準:
- 時価総額1.5兆円以上で世界株指数への採用が視野に入り、投資対象となる。
- 今後は収益力や株主還元の強化が企業価値向上のカギ。
まとめ
日本株全体に株高の波が広がる中、AI以外の分野でも高評価企業が急増。製造業に加えて、建設・金融・エンタメといった非AI分野の企業も、構造改革や収益力の向上を通じて時価総額1兆円を突破している。世界的な投資資金の流れと政策的な追い風が重なり、日本企業の成長と市場評価が着実に高まっている。今後は、グローバル投資家の目線に応えるための企業価値向上戦略が一層求められる。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?
バブル期より時価総額1兆円越え企業が増えていることは、当時ほどインフレ状況ではない中で言えば、シンプルに喜ばしいことと取らせていい気もしますが、追い風とも言える円安効果は良くも悪くも否めないなぁっと思います。円安も円高も一長一短ですからその都度恩恵を受けるものもいれば、苦虫を嚙みものも出ますよね。株高傾向もジクザグと下がる機会はもちろんありますが、それでも平行線に近い横ばい期間を過ごすよりは経済においては断然良いと思いますので、乞うご期待です!
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ではでは郡山でした。
