「ゴールド人気過ぎて生産間に合わず」をザックリ解説!

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。
さて結論から申し上げて“金の値上がりが止まりません”。これを良しと取るのか悪しと取るのかは人それぞれでしょうが、投機・投資の観点からすれば良しとみる方は多いでしょう。そして金に投資をするとなると「金の延べ棒を手元に入手する」イメージをもたてる方もいらっしゃいますが、NISAでも普通にゴールド投資はできますのでご興味ある方はLINEでご相談くださいね。現状どのようなことが起きているのかはこちらのニュースをザックリ解説いたしますので、ザックリ把握されてください。
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① 店頭での金(ゴールド)需要の急増
- 金価格が1グラム2万2000円を超え、2年間で約2倍に上昇。
- インフレ・円安・世界的情勢不安などを背景に、安全資産としての人気が高まる。
- 銀座の貴金属店では開店前から行列ができ、特に50グラム以下の小型地金が売れ筋。
- 高額な100グラム品(200万円超)に比べ、手頃な小型サイズが品薄。
- 一部店舗では販売を一時中断するほどの需要。
② 供給側(地金商)の対応と課題
- 田中貴金属は8日から50グラム以下の販売を停止。製造が追いつかず。
- 原材料(地金)は確保しているが、加工・製造工程がボトルネック。
- 11月下旬を目処に生産体制を強化し販売再開予定。
- 同業の石福金属でも、9月下旬以降、金価格上昇に伴い来客急増。
- 過去は価格上昇時に売却が増えたが、現在は「さらに上がる」との期待から買い増しが中心に。
③ 背景要因と投資手段の多様化
- 金は「危機時の安全資産」として買われる傾向。
- トランプ政権への疑念、地政学リスク、インフレ懸念などが重なり国際的に高騰。
- 日本では円安が金価格を押し上げ、2020年末比で約3倍に。
- 高市新総裁の誕生による円安進行も追い風。
- 金現物だけでなく、口座内積立やETFなどの金融商品による投資も広がる。
- 「保管コストを抑えつつ資産防衛できる手段」として注目。
■ まとめ
金価格高騰と世界的不安を背景に、安全資産としての金需要が爆発的に増加。
特に手頃な小型地金が品薄となり、貴金属各社は製造体制の強化を急いでいる。
円安やインフレ下で資産を守る手段として、現物購入だけでなくETFなど多様な投資形態が広がりつつある。
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ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?
いやはや製造が追いつかないというのは嬉しい悲鳴でもあるのでしょうが、株高含めてちょっとこの高騰する流れには一抹の不安というか客観視も置きたくなります。そもそも株高傾向の背景には円安が寝そべっており、これを追い風だととらえ続けるのは、輸入周りのお話から見ればとんだ向かい風です。そして何より金そのものの価値とは"安定資産"だからです。安定資産がこうして需要が伸びるということは、つまり"不安定さを憂う部分"が存在するからです。つまりは株高の勢いに対して、同時に大丈夫なの?という憂いが実際に存在しているということですね。
そういった意味で、適切にゴールドを安定資産として保有しておこうという事は分散投資的にも取るべき手段でしょうが、資産を増やそうという目的で保有するゴールドは果たして本質的にあっているのか。ちょっと心の中に引っ掛かりを残す現状です。
今後も時事ネタを中心にザックリ分かりやすく経済情報等をLINEでお届けしてまいりますので、NISA・iDeCo・保険見直しなども含め資産形成ご興味ある方はLINE登録して気軽にメッセージください!
ではでは郡山でした。
