「年金の経過的加算とは?」をザックリ解説!

2025年7月29日

出典:日本経済新聞

こんにちは、初心者さんサポートFPの郡山です。

参院選があったこともありここ最近は税金や社会保険料などがトピックとして挙がり、それらのお話について理解を深める瞬間があったかと思いますが、意外に話に挙がらなかったのが年金制度です。今回は年金制度に関するちょっとした小技のお話をザックリ解説です。





【1. 経過的加算の仕組みとメリット】

  • 年金制度の構造は「基礎年金(1階)」と「厚生年金(2階)」の2階建て。
  • 経過的加算とは、20歳未満や60歳以降の厚生年金加入期間に対して、基礎年金に相当する給付(年約2万円/年)を追加支給する制度。
  • これは本来基礎年金に反映されない期間の“払い損”を補う目的。
  • 報酬に関係なく定額で加算されるため、パートや低収入でも有利
  • 加算の上限は、厚生年金加入が計40年に達するまで(最大で10年分、年20万円超の増額が可能)。

【2. ケース別の年金増額戦略】

  • A氏(59歳・年金見込み年70万円):60歳以降に働き厚生年金加入すれば、70歳までで年20万円強の加算が可能。
  • 専業主婦(第3号被保険者):若年期に厚生年金加入、60歳以降も加入すれば最大12年分(年24万円強)上積み可能。
  • 大学卒・長期勤続の正社員:大学生時代の未加入3年間の埋め合わせとして、60歳以降に3年働けば6万円強加算。
  • パート主婦と「年収の壁」問題:60歳以降の厚生年金加入なら手取り減少を経過的加算で数年以内に回収でき、効率が良い。

【3. 制度改革と将来展望】

  • 2025年6月に年金制度改革法が成立。厚生年金の積立金を基礎年金に充当することで低年金対策を狙う。
  • しかし、本当の低年金者(月額3万円未満)への恩恵は限定的
  • 国庫負担が最大で年間2兆円以上になる可能性もあり、制度の効率性には懸念。
  • 最も重要な改革は「適用拡大」:短時間労働者を厚生年金対象にし、基礎年金・国民年金財政の健全化を図る。
  • 個人レベルでは、制度改革を待つより**「経過的加算を活用する自助努力」**が現実的かつ有効。




ということで、“ザックリ”ご理解いただけたでしょうか?

根本的な年金の仕組みついて理解がないと少し難しいお話だったかと思いますが要は『年金の受取額が心配な方に“経過的加算”という仕組みがあるよ』というお話です。すでに60歳間近or以降のご年齢となっている方は特効薬としてみるのはアリかと思います。ただ同時にまだまだ老後の年金については遠い先のお話という方は、年金制度だけに頼らずiDeCoで自身の年金作りをするのもアリだと思います!

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ではでは郡山でした。

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Posted by 郡山 悠也